The Mars Volta 2008-06-13 Shinkiba Studio Coast


昨日13日の金曜日The Mars Voltaの東京公演を観てきました。彼らのパフォーマンスは前回の単独を2回、昨年のフジで1回(オマーソロ名義ですが)既に体験済み。それでもやっぱりすごかった!
特に今回はアルバムの楽曲をかなり忠実に再現していたので、すごく良い意味で期待を裏切られました。曲数が多いとジャムも余裕持って聴けますよね。前回のツアーでは、1曲目(15分)→ジャム(一時間近く)→2,3曲目(30分)ってかんじでしたから、正直途中で船こぎまくりでしたもん。
お客さんやはり最新アルバムである『ゴリアテの混乱』の曲がプレイされたときがいちばんいいリアクションしてたように感じました。ペース速めのGoliath、マーズ流スラッシュOuroboros、イントロのかけあいが超かっこいいAberinkula、どれもアルバムより段違いの迫力。
それでも個人的ハイライトは前作『Amputecture』収録のTetragrammatonがプレイされたとき!前回のツアーで聴けなかっただけに、かなり嬉しかったです。イントロでドラムのトーマスが大暴走しちゃってましたがご愛嬌。とにかく選曲的にはほとんどベストといってもいいぐらいで、海外のファンが羨ましがるのもよーくわかります。
途中でトラブったのか時間が押したのか、ラストのCygnusがプレイされなかったことだけが心残りですが、総じてめっちゃくちゃいいライブでした。やっぱりあのアフロ二人は動いてるところを生で観なくちゃダメですよ。
最初にちょこっと言いましたが、ここまでしっかりと“曲”をライヴで再構築するようになったのはおそらくThe Mars Voltaはじまって以来のことでして、ファンとしてはこの姿勢の変化の背景や今後の影響が非常に興味深いです。
作品ごとに劇的な脱皮と深化を繰り返してきた彼らですが、今回のライヴを通してまたさらに秘められたる可能性を感じました。次のアルバム(どうせもう半分ぐらいできてるんでしょ・・・?)と来日にも大いに期待っす。
ついでにおまけ。

Tシャツと、終演後PAに声をかけてゲットしたセトリと、友情出演のカネゴンさま。