マジでクソだったGreen Day@赤坂BLITZのチケ販売まとめ

大好きな大好きなグリーン・デイがまさかの赤坂BLITZでライヴをやるというので、よろこび勇んで全力でチケット争奪戦に参加したのですが、これが最低最悪な出来レースでした。徹底的に戦い続けるグリーン・デイを見習って、これはきちんと声を出して糾弾せねばなりますまい……ということで、その理不尽さ加減をザッと。

クリエイティブマンが先行抽選を発表。3A会員(年会費5,000円)、モバイル会員(月額300円)のいずれかに登録しないと応募できず。

・ハードルの高さが全然違うにもかかわらず3Aとモバイルに同程度のチケットが流れる。

・転売目的でサクっとモバイルに登録した連中にアドバンテージが

・そして倍率がすごいことに。3A会員なのに抽選もれる人続出(←おれ)

ヤフオクにけっこうな量のチケットが流れて高騰

・そして抽選分でチケットは既に売り切れていた

・……にも関わらず、e+で一般販売を発表。そうとも知らず、ありもしない希望に賭けて、朝からPCの前でスタンバる健気で滑稽なファン(←おれ)

・一般発売……じゃなくて空売日の本日5月23日土曜。e+、販売開始時間と同時に「予定枚数は終了しました」のアナウンス。そうとも知らず、ひたすらF5を連打する健気で滑k(以下略)

・終了。ヤフオクさらに急騰 ←いまここ

ほんの一時間とちょっと前に完結した出来事。久々にハラワタが煮えくりかえっています。クリエイティブマンしかりe+しかり、本当に観たい人にチケットを届けようという気が一切感じられない。グリーン・デイほどのバンドともなれば転売業者が躍起になることは目に見えてるはずなのに、つけいる隙だらけの旧態然としたシステムを利用して安直に売っただけ。一番かわいそうなのは今回のためだけに3A登録して抽選外したマジメなファンで(幸いにもおれは以前から入会済みでした)、見事入会金5,000円をむしりとることができたクリエイティブマンはさぞかしウハウハなのでしょう。
そして何より許せないのは、ただ真摯にファンと向きあうために小さいハコでのライヴをセッティングしてくれたグリーン・デイの心意気が、呼屋とチケ屋のなしくずし的なぐだぐだシステムによってクソ転売厨&業者に流れて台無しになり、結果としてファンの間にネガティヴな感情を生んでしまっている、ということ。こんなの裏切り以外の何モノでもない。いつだって声を大にして闘ってきた彼らの支持者として、ただ黙っているわけにはいきません。とりあえず、この惨状を訴えるメールを公式サイトにでも送ってみます。何を今更わかりきったことを……って思われようが、自分はいつまでたってもグリーン(=青くさい)な彼らのファンなのです。

Silence Is The Enemy!!


追記:とりあえずちょっと冷静になったので、どうしてこの程度のことに頭がまわらなかったんだよこのヌケサクが、という最低限のことを続きに。
▼抽選の応募条件
今回は会員限定、しかも登録したところで抽選もれが出るのが明らかだったわけで、「わざわざ入会したのに落とされた!」という不満が当然出てくるでしょう。しちメンドくせえことやらずに平等な条件でやればよかったのに。そしてある一点において今回クリエイティブマンさまさまは寛大な措置をとってくださりまして、300円と5000円の会員に貧富の区別なく平等にチャンスを与えてくれるという究極の不平等が実現。頭悪い。

▼ありもしない一般販売
You dirty liar!! 論外言外問題外の人間失格。お店屋さんごっこを覚えたばっかりの幼稚園生だって、これは“悪”だと言い切れる。よくもまあ客の信頼を裏切るとわかりきった上でこういうことを。信じられない。どのツラさげて商売やってんだよ。無いなら無いでハナっからそう言えよ。こっちは寝過ごして取り逃す夢を見るほどセカンド・チャンスに期待してたんだよ。バカみたいじゃねーか。何がしたかったの?名目上やっとかなきゃいけない決まりでもあんの?それとも今どき「チケットは販売開始から数分で完売!」とか言うの?ファンに最悪な思いをさせてまで?そーゆーバカは死ネッ!!!!(心先輩)

▲こうすりゃよかった
具体的に運営側が何をすべきだったかっつーと、ものすごくシンプルなハナシで、誰でも余計な課金なしで参加できるような抽選を行ない、なおかつ機会はこれ一回きりですよ、とあらかじめ宣言しれおけばよかったのです。具体的には、

“応募に必要なシリアル・ナンバーを日本盤の特典にする”

これで円満解決。日本盤も売れるし、家族の名前とか使って大量に応募するバカも出てこないし、落ちたところで買ったのはCDなわけだから、なけなしの会員費5,000円が呼屋のふところにおさまって腹が立つこともなく。例え転売目的の人間がCDを買おうと、そのお金はきっちりバンドとレコード会社に流れるから健全。「3人分モバイル会員登録して当たった!」って言われてもムカつくだけですが、「アルバム3枚買って応募したら当たった!」っていうのはむしろファンとしての底力を見せ付けられるようで清々しい気分になりますよ。こいつには勝てねえ、ってかんじで。余ったアルバムも布教用に使ってくれるだろうし。“プロモーション”ライヴと銘打った今回の単独公演の目的合理性から考えても、こうしていたほうが明らかに理にかなっていたんじゃないかと思います。

そもそもこの程度のことはロクに実社会で働いた経験のないおれにも思いつくレベルのアイディアなので、似たような案が間違いなく企画の段階で出ていたはずなんですが。これだけシンプルなことが実行されなかったとなると、呼屋どもの狙いが会員費でメシ食うことだった、と結論せざるをえません。優れたアーティストをプロモートするべきプロモーターが、悪評と自分の利益をプロモートしてどうすんの?こういう、金持ちが全部悪いんだ!みたいな陰謀説ってあんまり好きじゃないんですけど、今回はフォローできる要素が一切なく、あまりにも酷すぎる。そしてグリーン・デイのスタンスとはまるで逆なことをしてファンの神経を逆撫でする連中の所業は、やっぱり心底許せない。会場でデモのひとつやふたつやってやりたい気分です。